CloudflarePagesがGAに
去年末BetaとしてリリースされたCloudflare Pagesが、早くもGA(General Availability)になりました。

このサイトもCloudflare Pagesを使っております。GAになったCloudflare Pagesについて調べて見たいと思います。
Cloudflare Pagesとは?
Cloudflare Pagesは、JAM Stackと呼ばれる仕組みを使って静的Webコンテンツの生成とそれをCDNのエッジに配置することができるWebサービスです。 似たようなサービスにGithub Pagesがありますが、Cloudflare Pagesの場合、サポートしているフレームワークが異なります。
Github Pagesとのフレームワーク差分
ReactをベースにしたJAM StackフレームワークをCloudflare Pagesがサポートしており、Github PagesはRubyベースのJekyllをサポートしている違いですね。
| Github Pages | Cloudflare Pages | |
|---|---|---|
| jekyll | ○ | × |
| Gatsby | × | ○ |
| React | × | ○ |
| Vue | × | ○ |
| Hugo | × | ○ |
Preview
ビルドの度に生成されるURLがあり、そのURLを使うことで公開前の事前確認もできます。(いわゆるプレビュー機能ですね)
Web Analytics
Google Analyticsのような分析機能、いつ、どの場所から、どれだけ接続があったか等がわかります。
Redirectが使える
サイトの移動やドメインの移転などにより、参照していたページが突然参照できなくなることを防ぐために、Webの世界ではRedirectという機能がああります。一般的なWebサーバでは、ApacheやNginx等で指定することで、Redirectができます。
Cloudflare Pagesは標準機能として Redirectを備えております。
プロジェクトのビルド出力ディレクトリに、 _redirectsファイルを追加することで、ユーザーを適切なURLに簡単にリダイレクトできます。
サンプル
/home / 301
/contact-me /contact 301
/blog https://www.ghost.org 301無料でどこまで利用できるか?
Cloudflareのプランを見ても記載がなく、調べた結果次のページに無料の制限について書いてあります。
Cloudflare Docs - Limits
https://developers.cloudflare.com/pages/platform/limits#builds
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| 月のデプロイ回数 | 500 |
| カスタムドメイン数 | 10 |
| ファイルサイズ | 25mb |
| ファイル数 | 20,000 |
サイト数やダッシュボードを触れるアカウントは無制限だそうです。太っ腹ですね。
将来的に
Coudflareのブログによると、開発環境として、GitLab / Bitbucketの記載があります。機能としては Webhook、A/Bテストを予定しているようです。
個人的には、JAM stack のWeb管理画面を利用できるようにしてほしいですね。今後に期待です。