Kurocoを使ってみた

先日、日本企業による静的コンテンツホスティングサービスとしてヘッドレスCMSなる Kuroco がリリースされました。

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Github Pages、Cloudflare Pagesを使ったこともあり比較する観点でKurocoを使ってみました。

目次

  1. Kurocoとは?
  2. セットアップ

    1. 管理画面
    2. eコマース
    3. Githubとの連携
    4. kuroco_front.jsonについて
  3. まとめ

Kurocoとは?

株式会社ディバータが提供するヘッドレス型CMSです。 ヘッドレスCMSは、静的ページとしてWebサイトを構築できるため、パフォーマンスやセキュリティ対策として注目されている技術の一つです。

セットアップ

まずは以下の画面から申込み

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入力項目に問題なければ登録完了画面

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するとメールに管理画面のURLが送信されるので、そのURLを開くと管理画面のページが開ける。

管理画面

見やすくモダンな画面。左側のメニューを見ると沢山機能がある。この手のツールで見慣れないECに注目してみた。 alt text

eコマース

eコマース向けの機能。商品を登録して、支払い方法の設定、注文管理など一通りの機能が使える模様。

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Githubとの連携

Githubと連携できるサービスとして、Kuroco Frontなる機能がある。 Github Action を使ってそこで実行されたHTMLファイルを Kuroco に連携するのでしょうか。(あまり詳しく説明がないので想像で書いてます)

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Gtihub連携後の画面

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kuroco_front.json が必要と記載がある。kuroco_front.jsonとはなんだろうか?

kuroco_front.jsonについて

ドキュメントサイトを確認したところ、いくつかのWeb機能を設定するためのファイルのようです。現状設定できる機能は以下の4つです。Basic認証をかけたい場合はこれで設定できるので嬉しいですね。

  • 1.URLリライトの設定
  • 2.リダイレクトの設定
  • 3.BASIC認証
  • 4.IPアドレス制限

まとめ

  • Cloudflare PagesやGithub Pgaes等と比べると、フレームワークを使うのではなく、生成されたHTMLを取り込んでそれをCDNに配置する機能の模様。なのでフレームワークの縛りなどはなさそう。
  • Kurocoは、WebサイトやECをはじめて使う企業にはよいソリューションのように思える。
  • 少し前にTechCrunchの記事で取り上げられているように、eコーマスのヘッドレス化が進んでいるようです。KurocoもAPI中心設計を売りにしているので今後そのような使い方がデファクトになるのかもしれません。

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